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秩序のとれた海 例えば君とふたりで
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きのう、図書館で題名に惹かれて手にとって。
想像していた内容とのあまりのちがいに、のめり込むように読んだ十数ページ。
読み終わったあと、図書館の椅子で呆然と泣いていました。

こんなに悲しい本が、救いのない絵本が、この世に存在するなんて。
風にだけ祝福され生まれ、風に迎えられて死んでしまった「ぼく」。
わらうことも、しあわせを感じることもなく。
ただ、怯えて3年間を生きたこども。
3年しか、生きられなかった。

だれにでも、しあわせになる権利はあると思います。
それなのに…幼さゆえの無力さに、この子からはその権利が奪われて。
頭を思いきり、なにかで殴られたような衝撃がありました。

ラストの「ようこそ、あかちゃん」というフレーズがこんなに悲しく響くことがあるなんて。

それでも、この本は…有り体な表現になりますが、とてもいい本だと思います。
きっと、わたしはこの絵本を忘れないでしょう。
再度、手に取ることはないにしても。
繰り返し読むにはつらすぎる。

願わくば、すべての生まれくる命に、しあわせを。
すべての生きている命に、光と温もりを。
神様、とそっと手を合わせたくなる、そんな本でした。

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【2016/02/18 11:01】 | 読書感想文
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題名と装丁に惹かれて読んだのですが。
いままで読んだ数多の本のどれにも似ていない……。

無理やりカテゴライズすると『不気味メルヘンうわぁうわぁエンド』。
しかし、この本を読んでしまった後では『カテゴリ』、『概念』、『意識』、『思考』、『存在』という諸々がいかに怪しいか、不確かか、あるない論になってしまうものかを痛感するので、『カテゴライズしている自分』がちゃんちゃらおかしな『存在』にも思えます……(だからわりといいかげんなカテゴリ名)

めっぽう面白かったです。

どこに着地するのか、というわくわくで読んでいた、ら。
実在していない地面故、着地さえできない終わりかたでした。
まるでマトリョーシカの森に迷い込んだように、終盤は不安な気持ちでいっぱい。
(たぶん、おそらく、願わくばそうあってほしい感じで)実在している(はずの)著者、谷山浩子さんに「谷山さーん…」と呼びかけたくなる頼りなさ……(←褒めています)

意味を掴んだ、と思った次の瞬間にはさらさらとその『意味』自体がないんだよ、と告げられる感覚が繰り返され。
あんたの生きる世界はほんとにあるの?と何度も何度も突きつけられ。
ページをめくると奇天烈な展開が待っていて。

谷山さんのうたを聞くたびに覚える感覚そのものの本でした。

――……まいごのまいごの

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(最後の一行、ミスタイプじゃないです(笑)意図があります)

【2016/07/09 11:46】 | 読書感想文
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