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秩序のとれた海 例えば君とふたりで
寒かった。夏だというのに、毛布と布団をかけても寒い。
震えながら、布団の中にうずくまる。封じ込めていたあやえちゃんとの思い出が、呼吸するたびに蘇ってくる。細く息をつく。

5歳年上だった。たくさん、歌を教えてくれたね。『まっくら森のうた』がぼくたちのお気に入りだったね。幽霊のポーズをしながら歌うあやえちゃんを、さわちゃんが笑ったっけ。
長縄遊びにしぶしぶつきあってくれるときだって、最後にはぼくに跳べるくらいの速さで縄を回してくれたのに。

ぼくは、母さんやさわちゃんより、あやえちゃんに懐いていて、懐いていて大好きで…大好きだった、それなのに。

ぼくの心は暗く、醜く、歪んでいる。小鳥が水に、魚が空にいる世界みたいに。
都合のわるいことを覆い隠して、覆い隠したまま歪んだまま、だれからも愛されて、守られて、大事にされていたのに、何ひとつ気づこうとしなかった。目にひとが見えない理由を、だれにも訊かれなかったのをいいことに。
何ひとつ、だれひとり、大事にしてこなかった。あっさりと、あやえちゃんの記憶を手放したように。

記憶。血だまり。そのなかの大事なひと。その記憶はたしかにぼくを痛める。
でも。それよりももっとぼくを打つのは、なにもかもを忘れ、逃げ出したぼく自身の現実だ。
目を閉じて、手足から力を抜き、死んだふりをしてみた。いつもより強く、とくとくと確かにぼくを生かす血流の音がする。途方もない徒労感に襲われ、ぼくは目を閉じたままさらにうずくまる。

布団のなかに消えてしまいたかった。
ぼく自身を手放すように。
立ち直れそうにない。
そんなとき、そばにいてほしい八柳は、もういない。
なにもかも、もう、どうでもよかった。

******

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【2015/04/01 09:01】 | この目で見るまでそこにいて
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要塞化した部屋のドアが乱暴に開かれたのは、ぼくがそのささやかで静かな逃亡生活をはじめてから1週間後のことだった。
姉さんの怒鳴り声がした。さわちゃん。
ぼくは、どこかで姉さんの怒りにふれてしまったようだ。

「希由、あんたいつまでそうしているつもりなの!」
だれかの怒りへの対処法を知らないぼくが黙っていると、さらに怒鳴り声がつづく。

「いい加減にしなさいよ。大概にしなさいよ。あやえちゃんが死んだとき、つらかったのはあんただけじゃないのよ。まぁ、いいわよ。あんたはいったん逃げたんだから、まだいいわよ。そうやって、ずっと、甘えてれば?ずっとずっと、逃げてれば?カビが生えちゃうまで、部屋に閉じこもっていれば?」

容赦ないことばが突き刺さる。
その棘はずっとずっと、膿みつづけていたぼくの心を切り裂いていく。切り裂かれた傷から溢れるものはなんだろう。
大きく息を継いだ姉さんがさらに続ける。

「だけどね、この世のなか、あんたが思うほど甘くないのよ。いつまでもいつまでも、だれかに守っていてもらえると思ったら、大間違いよ」

さわちゃん。

「泣きも笑いもしないで、あやえちゃんとの記憶のなかで自分を責めるだけで生きていけるわけないのよ」

布団からおずおずと顔を出すと、呆れ果てた足音がやってきて、見えない手がぼくの腕を乱暴に掴んだ。
「あんたには、思い出したなら行かなきゃいけない場所があるでしょ」
「…うん」
姉さんの言うことをゆっくり理解し、吐き出すように返事をした。

******

おかしいなー、咳が止まらないなー…。
そう思っていたら気管支喘息になりかけていたそうです…(by耳鼻咽喉科ドクター)
謎の気体の吸引処置などなどで、更新が遅れて本当に申し訳ありません。。。

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【2015/04/02 10:12】 | この目で見るまでそこにいて
|

立花さんへ
砂凪
こんにちは、立花さん!

恋煩いで眠れない夜が星の数ほどありまして……嘘です。
単に、ぜーぜーひーひー言いながら、咳止まらん!ねむれん!とイライラしておりまして。
ついに今日の朝一、熱がないので内科ではなく(自己判断)、耳鼻咽喉科に。
気管支全体の炎症だということで、謎のチューブを喉に突っ込まれ、「鼻で息をしててくださいねー!」と鼻詰まりもしているのに言われ、あわや窒息するところでした。

でもそのおかげでだいぶ楽になりました。
いやいや、良薬口に苦し!ですね(終わったから言える/笑)

たいしたことはないみたいで、「仕事休んだ方がいいですよね?」と訊いたら「行ってもらって構いません」とのこと。
そこでドクターストップかけてほしかったのに……っっ☆←単にサボりたい。
名称を見ただけで治りそうなお薬がぞろーり処方され、もう治った気分です。
はい、プラシーボ効果ですね。

小説も、ようやく風穴開きましたね。
よくやった、さわ姉ちゃん!
これから、八柳と希由の恋路に暗躍する姉になります。
ほんと、ミリ単位ですが光射すほうに向かっていきますので見守ってやってください。

三寒四温のメーター、降り幅広すぎやろ!みたいな日々ですが、どうぞ立花さんもご自愛くださいませ。
そして、例によって例により、、、返信が異様に長くてすみません。

おはようございます〜☆
立花
砂凪さんどうもどうも〜♬
なんか大丈夫ですかっ!?ヽ(°д。ヽ≡ノ°д。)ノ
気管支ぜんそくだなんて苦しそう…
しっかり休んで下さいねオロオロ((ヽ(;ω;)ノ))オロオロ

そして小説の方も…
苦しかったのが、少しずつ光り差す方へ向かい始めた…んでしょうか?
さぁ!!八柳くんの元へ希由ちゃんレッツゴーー!傷から溢れたものでスッキリしてたら…!!

何がともあれ、季節の変わり目ですし、ご自愛くださいませ(><)
また遊びに来ます〜♬


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姉さんがタクシーを呼んでいるあいだ、ぼくは無理やりバスルームに放り込まれた。のろのろと髪と身体を洗う。
どこに連れていかれるのかと、そこでなにをしなければならないのかを思うと、気が重かった。あやえちゃんには申し訳ないけれど、とても気が重かった。

髪をちゃんと乾かさないうちに、タクシーがきたらしい。姉さんの足音についていく。
運転手に姉さんが告げた場所の名前を聞いて、耳を塞ぎたくなった。怒ったままの、声がする。

「あんた、疑問に思ったことないの。自分ひとりだけ、いままでお盆にお墓参りに行かなかったのはどうして、とか」
「それは、欠視症のせいだって…思ってた。でも、引っ掛かっていたことは、あるんだ。どうしてだれも、ぼくの目の治療を続けようとしなかったのかって」
「あんたは、あやえちゃんに引きずられて、いま生きているひとを見るのをやめたんでしょ。それがわかったから、みんな、あんたを大事にしすぎたのよ、甘やかしすぎた…わたしもね」
「八柳も、おなじことを言っていたよ」

鉛の石を吐き出すような気分がする。
通じ合えなくなった、理解しあえなくなった。そのあいだにいて八柳との関係を歪めるのは、あやえちゃんのことを忘れ、生きているひとを見るのをやめ、耳を塞ぎ目をつむったままだった、ぼく自身だ。

「恒くんも、知らなかったとはいえ…やっぱりあんたに甘すぎたのかもね。でも、あの子の場合はちょっとちがう」
「なにが?」

姉さんが、軽く笑った。

「あんたを甘やかすことが、恒くんが自分を甘やかすことだったのよ。あんたを傍に置いておくために。それに対する自責の念はあるわよ、当然。だけど、無意識とはいえさ…あんたが死んだあやえちゃんのことばっかり見ていて、自分を見ようとしなかったのが悔しいんじゃない?」
姉さんのことばが掴み切れない。
「えーっと…?」

******

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【2015/04/03 08:56】 | この目で見るまでそこにいて
|
姉さんの手がぼくの頭を撫ぜた。
「恒くんは、あんたに見てほしいのよ。生きている自分の姿を」
瞼の裏に浮かんだ。笑っている八柳。水面に彼が見えるといったとき、とてもうれしそうに笑っていた。
なにを考えているのだろう。なにを望んでいるのだろう。
そして、どうすれば、もといた場所に戻ってきてくれるのだろう。

ぼくが黙ってしまったのを見て、姉さんが笑った。
「あんた、恒くんと両想いだって、ちゃんとわかったのよね?」
「え?……あぁ…うん、そうだけど…」
「また、大事なひとをなくすの?そこにいてほしいひとがいなくなるのを、黙って見ているだけのつもり?」
「それは、でも」

きっぱりした口調が、ぼくの迷いを断ち切るように言う。
「強くなりなさい、希由。強くなれてはじめて、傍にだれもいなくても歩けるようになってはじめて、だれかに抱きしめてもらえる。そんなもんよ。あとすこし。あとちょっとだから、がんばれがんばれ」
それでも、ぼくが黙っているとさらに声が続く。
「わかりあえないことほど、悲しいことはないでしょう?どんなに心を砕いても、届かないものはあるでしょう?だからね、神さまは『想い』を作ったの。切り取っただれかのかけら、そこから先を想像する力よ。想像力から生まれる力」

タクシーが停まった。姉さんが料金を払い、車を降りる。走り去った車の後ろ姿を睨むような声が、静かに言う。
「あやえちゃんは」
姉さんの声が歪んだ。泣いているのかもしれない。
「もう、取り返しがつかないの。恒くんのことも、そうするつもり?」

******

このシーンのさわちゃんの台詞、すごく苦労しました…。
それでもまだ、希由を動かすほどの力のあることばになっているか、ほとほと自信がないです。

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【2015/04/04 08:56】 | この目で見るまでそこにいて
|
お盆明けだからか、墓地はきれいに掃除され、たくさんの花が活けられていた。
「あちゃー…」
足音を追いかけていると、姉さんがしまった、という調子で言う。
「勢いだけで動いたから…お花もお線香もろうそくも忘れちゃったよ。でも、こないだ来たばかりだし、まぁいいか」
「ぼくのはじめてのお墓参りが、ものすごくいい加減になっている気が…」
じゃあ、と姉さんが腕をあげた気配がした。
「希由、そこらへんに生えている花、取っといで」
「あれは、生えているのではなく植わっていると言うのでは…」
「つべこべ言わない。ほら!」

しぶしぶ歩き出す。こわい。外をひとりで歩くのは、ほとんどはじめてだ。
それでも、花壇だと思われる場所から何輪か、花を摘み取る。あやえちゃんのため。
振り返ると、延々とおなじような墓が並んでいる。芹沢家の墓がどこだったのか、さっぱり見当がつかない。

「さわちゃーん!どこにいるー?」
迎えに来る気はさらさらないらしく、面倒くさそうに砂利がざらざらと動いた。その場所まで辿り着くと、よくやった!と姉さんの手が頭を撫ぜた。
「ほら、あやえちゃんにお花を供えて」

震える手で、まだ新しい仏花になんだか適当な感の漂う花を添える。手を合わせ、あやえちゃん、と呼ぶ。
心の中で言う。ごめんね、ごめんね、忘れてしまって、ごめん。それしか心のことばに行きあたらず、そればかり繰り返した。

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【2015/04/05 09:01】 | この目で見るまでそこにいて
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「暑かったー…。涼しー」
リビングに帰りつくなり、姉さんの気配は床の上にごろっと寝転がった。
「沙羽子、あんた、しあわせな行き倒れみたいな顔してる」
母親の声がした。
「まぁねぇ…そんな感じかも。希由もおいで、ここ涼しいよ」

バシバシと床を叩く音。それに反するゆらゆらと漂うような想いを、決意に変えるのにはしばらくかかった。
思い切って掴み、引き寄せ、口にする。

「ぼくは、八柳の家に行ってくる」
はぁ!?と姉さんの声がした。
「もうちょっと涼しくなってからでいいじゃない」
「いいよ。いま行きたい。ひとりで大丈夫」

先ほど脱いだばかりの靴を履く。ドアを開けると、夏の昼間の白い日差しがまぶしかった。
「希由」
背中に姉さんの声がぶつかる。
「認める。ごめん、あんた偉いわ」
「そうでしょ」
振り返って、笑った。

墓地に行く前、逃避したままうずくまったまま、何度も何度も八柳を呼んだ。心のなかで、そして実際に声に出して。
呼べた自分も返らぬことばも悲しくて、呼ぶたびに虚しくなった。
―……返事はない。ぼくが動かない限り、きっと永遠に応えはない。

信号が青に変わる。メロディが流れ出す。
さぁ、行け。ほら、渡れ。そう言われた気がした。
ぼくは歩きだす。空を見上げた。夏空の青を背景にした真っ白な広告板が、ぼくにはなにかからの出口に見えた。

空に、その出口に大事なひとの名を呼んだ。

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【2015/04/06 09:02】 | この目で見るまでそこにいて
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何度も遊びに行った八柳の家。でも、いつも、八柳が迎えに来てくれていた。
ひとりで路肩ギリギリをそろそろと歩くその道のりは、『万里の道も一歩から』という諺を思い出させ、ぼくは歌いだした。
あやえちゃんに教わった、そして八柳が口ずさんでいた『まっくら森のうた』。8回目を歌い終わったところで、八柳の家の前に辿りついた。インタフォンを押す。

『…はい、八柳ですが』
突然、当の本人の声が聞こえてことばを失った。なにを言うつもりでここに来たんだろう。なにをどう言えばいいのだろう。
あの、を最後に口ごもってしまう。
『……希由?希由なのか?』
八柳の声が、ぼくの名を呼んだ。想いが溢れて八柳、とインタフォンに向かって呼びかける。

「ほら、八柳がいなくても大丈夫だよ。ここまで来れる。八柳が思うほど、ぼくは弱くもないし、ダメでもない。だけど、やっぱり八柳がいないとダメなんだ」
『バカかお前!ちょっとそこで待ってろ』
瞬きをする間もなく、八柳の家の玄関が開く。笑っているぼくを見て、門扉まで飛び出してきた八柳の声が怪訝そうな色を帯びる。

「なんで笑ってんの?」
ぼくは肩を震わせて、笑いつづける。
「だって…、だってさ、はじめて八柳にバカ呼ばわりされた…なんだか新鮮で…」
門扉が開き、八柳の腕が伸びてくる気配。笑っているぼくを、八柳の腕が抱きしめた。
「ごめんな。ごめん…希由にそばにいてほしいのは、俺のほうだったのに…」
「うん」
「希由が弱いんだって勝手に決めてかかって、自分が守っているつもりになって思いあがって」
「うん」
「それで…それで、あのとき、むごいこと言ったな。ごめん」

八柳の手がゆっくりと髪を撫ぜる。
「だけど、でも、あれも半分、事実だから…ぼくは八柳にずっと頼ってばっかりで」
「事実だからって、まちがっていることをすべて直せるわけじゃないだろ」
ぼくは息を吸って吐いて、これが言いたかったのだ、と気づいたことばを口にする。
「八柳、ちゃんと頑張って、生きているひとのことが見えるようになりたい」
「そうだな」
「だから、この目で見るまでそこにいて」

******

玄関先でいちゃこらしているふたりです(笑)
いま『水平線までの距離は何キロか?~文系でも楽しめる「およそ数学」の世界~』という本を読んでいます。
どうしてこの本を購入してしまったのか、血迷った自分を問いただしたいです。
難しい、理解できない…テーラー展開とは何ぞや。


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【2015/04/07 09:10】 | この目で見るまでそこにいて
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お祖父さんのお見舞いに行っているというお母さんのかわりに、キッチンで八柳が、冷たい紅茶を淹れてくれた。ダージリンティー。お墓に行ってからなにも飲んでいなかったので、おいしい。
両手でグラスをゆらゆら揺らしていたら、訊かれた。

「お前、あやえさんのこと、自分のなかでどうやってカタをつけたの」
八柳はすこしだけ距離を置いて、待っていてくれたのだ。ぼくがあやえちゃんのことを、自分のなかで整理するまで。
「あやえちゃんのことは…正直、まだよくわからない」
記憶はまだ、ぼくを打つのだろう。繰り返し繰り返し、何度でも。ひとりで抱えていくしかないもの。ぼくが、ぼくに課したもの。
「でも、思い出せてよかった…と思う。これから、たぶんつらいと思うけど、でも…」
「そっか」
窓の外の青空とおなじくらい明るい声で、八柳が笑った。

「俺、お前に何回も電話しようと思った。メールでもいいから、なんか言ってやろうと思った。でも、なにを言ってもお前のこと、傷つけそうでこわかった。俺、お前みたいな傷つきかた、したことないから」
きょうお前が来てくれて、うれしかったよ、と声が続く。

そっか、とぼくも思う。
八柳は、ぼくが思うほどには大人でもないし、強くもないのだ。
紅茶のグラスをテーブルに置く。慎重にことばを選んで『ありがとう』を拾い上げた次の瞬間、強く腕を引かれ、抱き締められた。

「どうしたの」
八柳の髪を撫ぜる。そういえば、こういうふうに八柳に触れるのははじめてだ、と思う。
「希由、お前さ」
自覚ないだろ、と八柳が笑う。
「俺、我慢すんのやーめた」
え?と問い返す。
なに、ということばがキスに塞がれる。ぼくに触れる八柳の手が熱を帯びていて、求められていることに気がついた。

******

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【2015/04/08 09:04】 | この目で見るまでそこにいて
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立花さんへ
砂凪
どうも、これはこれは立花さま♬
お忙しいなか、拙宅を訪れてくださりありがとうございます。

留守中に「ほとんどこれは迷惑なのでは…」と怖れつつコメントさせていただきました。
それなのに、お礼のことばを頂けてうれしいです!
こちらこそありがとうございます。

療養期間が長引きすぎて時間を持て余している砂凪、立花さんに時間をお裾分けしたいです…。
なんだか申し訳ない。。。

さわちゃんのお陰で急展開を迎えました。
旅行に行ってから、主人公ふたりだと無酸素の水槽に放り込まれちゃった!状態になってしまい。
風穴~どこ~?と思ってさわちゃんに頑張ってもらいました。
ちゅーしてますね。さりげないですね。
きょうはもう、どうなっちゃっても知らないよっ♡な展開です。

はいー☆またいつでもいらしてください!

お久しぶりです★
立花
どうもどうも〜!ご無沙汰しております♪
立花です٩(๑^o^๑)۶ワッショーい♪

留守中もコメントいただけて、本当に嬉しかったです!!!ありがとうございます!!!
やっとまとまった時間が取れました〜〜(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)砂凪さんのところへ来たくてウズウズしてたんですよ♡

なんだかワタシが来ていない間に、色々と進んでいる、ぞ…!!!
我慢すんのやーめた…って!!しかもちゅーしちゃったっ!!!
キャーー♡どうなっちゃうのっ!!!!
明日の更新が楽しみですˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊

ではではまたまた〜ლ(´ڡ`ლ)

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やわらかな息が漏れていく。
八柳の部屋。息づかいのほかにはなんの音も聞こえない。何度も深いキスをされ、回された手に背中を撫ぜられる。直接触れる手がくすぐったい。
ぼくが八柳を追いかけるようにキスすると、くぐもった声がした。朦朧とした頭ではうまく聞き取れない。
なに、と言うとふたりぶんの重さのかかったベッドが軋んだ。困ったように八柳の低い声が降ってくる。

「目、瞑って。見えないと変な感じかもしれない」
「わかった」
「お前のこと、気持ちよくさせてやれないかもしれないけど…」
「…なんでもいいよ」
ふわふわした意識のぼくは答える。

目を閉じて、目の前の暗闇に八柳を見ようとした。見える気がした。まっくら森のうたの冒頭が、一瞬だけ、頭をよぎった。

言葉とは裏腹に、八柳はとても丁寧で上手だった。
熱を帯びた声で囁かれる指示がいちいち恥ずかしく最初はもだもだしていたけれど、恥ずかしさの薄皮を一枚ずつ剥がされ、既に形を変えただれにも触れられたことのない場所を八柳の手が包むころには、もう快楽を追うことしか考えられなくなった。
はじめは違和感でしかなかった後ろの感覚に慣れるのにも、ぼくが内奥にいる八柳に感じるようになるのにも、一度目の波を迎えるのにもさして時間がかからなかった。

絶え間なく高い声をあげ、のけぞりながら、八柳が的確にぼくのなかに潜んでいた快楽を引き出すのをどうしようもなく感じた。何度も名を呼ぶ掠れた声がして、その度に身体はうねるように八柳を求めた。
いままで感じたことのない八柳の肌の感触も、聞いたことのない声も、すべてが快感に置き換えられる。

この世界になにもない場所があるのだとしたら、その地はきっとこんなふうに、ただ、ただただ愛に溢れているのだろう。

******

無理です。書けません。
……エロ漂う、擬声語と擬音語←!!!
最後に『なにもない場所』をくれたひとと、4年前に史上最悪の別れ方をした女がこれを書いております。

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【2015/04/09 09:13】 | この目で見るまでそこにいて
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繋がりが解ける。隣で八柳が満足げに息をついた。まだ息を整えられないぼくは訊く。
「気持ち、よかった?」
「お前さ、なんでそんなに直球な訊きかたしかできないの」
笑った声がそれでも嬉しそうに、すごくよかった、と言う。
気づくと見えない手が伸びてきて、頭をぐしゃぐしゃ撫ぜられた。
「お前は、訊くまでもないな。しているあいだ、すごく感じてるみたいだった」
ぼくは頭を撫ぜる手を掴む。ありがとう、と八柳に告げた。
「……八柳」
ぼくは言う。
「もう、いないといやだ。弱いからじゃなくて、頼りたいからじゃなくて」
からかうように、八柳が言った。
「こういうことがしたいから?」
真っ赤になって否定するぼくを、八柳は涼しい顔で眺めているようだった。
「なにがあっても、なにもなくても…、傍にいてほしい。八柳がいないときも、ぼくが頑張れるように」
「希由」
「なに?」
「…なんでもない」
八柳の手が伸びてきて、ぼくの手を握る。いつものように。
「なんでもなくないな」
八柳の声が、笑っていた。笑いのどこかに、なにかを隠して。
「お前がひとりでも、俺がいなくても頑張れるのはうれしいよ。けど、やっぱちょっとな……」
ごろんと寝がえりを打ち微笑むと、見えない彼にしがみつくように抱きついて、訊いた。
まだ、ぼくの目は八柳を映すことができない。けれど、いつかは。
「ちょっとな、なに?」
「物足りない」
ぼくが笑いながら、それが本音?と言うと八柳は困ったように笑った。

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【2015/04/10 08:56】 | この目で見るまでそこにいて
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立花さんへ
砂凪
こんにちは、立花さん♬
いひひひ♡
わたしの反応も、悪乗りしすぎててごめんなさい(笑)

そして、お返事がありえないくらい遅れたのも申し訳ありません。
きのうは新規バイトの面接のために気もそぞろで、更新でやっとやっとだったので…。

ワードに残ってる(チキンなのでdeleteキーを押せない…)文章は『結ばれシーン』がもっとエロいんですがね。
どうにも浮いてしまったので、つぎはぎしました。
結果、なんだか中途半端になってしまい。
反省。

それなのに、ドキドキしてくださってありがとうございます。
もうね、わたしの『結ばれシーン』には色気が足りなくて、ずっと悩んでいるんですが(←ほかのことで悩もうよ…)。
希由に見えないぶん、立花さんに思い浮かべていただけて光栄ですー。

も・の・た・り・な・い!!!(爆笑)
なに書いてるんだろう、わたし。。。

へっぽこなシロモノを楽しみにしてくださり、ほんとありがとうございます。
いつも、コメントくださるのも感謝しきりです。

ではでは☆ミ

うへへへへ
立花
こんばんは!!いつも以上にタイトルから不審者感満載でホントすいません(笑)

いや〜ついについに!!結ばれちゃいましたねっ♥︎(結ばれたって言い方、いい子ちゃん振ってるようで好きじゃないんですがw←けがれてるw)

昨日の分、もうもうちょーーードキドキ★☆♥︎♡でした!!!!ですが、事後の朝もいいですね〜(エロ親父かw)
八柳くんが涼しい顔してるの、それがまた素敵♬目に浮かびます〜♪

も・の・た・り・な・い♬素直ですね〜若いんだからどんどん…んっ、んん!!この辺で自嘲しておきます。

明日も楽しみにしてますっ(´。✪ω✪。`)

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