秩序のとれた海 例えば君とふたりで
アイザック・ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力を発見したという。
20代も後半の男は、28回目の恋人のいないバレンタインにそれを実感する。
心が感覚として地面にむかい垂直に落下していく感覚。
28年間、ずっと恋人がいなかったわけではない。なぜか、この日を目前に突然、彼女に振られるパターンを繰り返し繰り返ししているうちに、バレンタインには恋人と…というケースはいまだ出来していない。憧れているわけではない。それでもなぜか、『失格』の烙印を捺されている気分になるのはなぜだろう。
『なぁんだ。またロンリーなバレンタインなんだー』
彼女に振られた、と嘆く山岸智を受話器越しに笑ってくれた高校からの親友、両瀬一樹。
『呪いの日みたいだね。まぁ、毎年恒例の漂流バレンタイン会をうちでやるからおいでよ』
どろどろとした黒い氷のような気持ちとともに、智は一樹のアパートの部屋のドアを叩いた。

暖房のきいた部屋。コンビニのおにぎりをかじりながら、智は何度目かもわからないぼやきを零す。
「だからさぁ、今年はなんで俺とお前しかいないんだよ」
「だって、やっちゃんもヒーコもそれぞれ、彼氏ができたみたいなんだよ」
「なんか、ますます漂流っぽくなってきたな。ついに北極圏に突入したか。男ふたりでバレンタイン」
昨年まではこれまた高校時代からの友人の女性陣ふたりも参加する、それなりにパーティーらしきものだったのだが。
「ヒーコはそのうち戻ってくるよ、きっと」
慰めるように一樹が言った。
「なんでまた」
「つきあう前は気配りができるやさしーい奴だったんだけど、いざ、つきあってみたら酷いDV男だったとか。このまえ、電話してきて、泣いてた」
バレンタインらしくない不穏な話題。智の語調が聞き捨てならない!という色を帯びる。
「なんでお前はヒーコを救出しないんだ!」
「それでも別れたくないらしい。それでも、好きらしい」
「なんで?」
首をかしげた一樹は、万有引力みたいなもんじゃないのか、と言う。
「引力みたいに惹かれるの。傍にいる限り、どうしようもない」
「いつからお前は恋愛を説くような人間になったんだ、彼女もいないくせに」
一樹はふいっと笑った。
「ねぇ、智。俺に彼女ができない理由、知ってる?」
「甲斐性がないからだろ」
バッサリと斬った台詞。なんとも言い難い沈黙が流れる。智がしまったな、と思った次の瞬間、一樹が顔をあげた。
「あのさぁ、俺、ずっと待っていたんだよね」
「なにを?」
「お前と過ごせるバレンタイン」
智はきょとんとし、噴き出した。
「お前なぁ。漂流バレンタインパーティーと北極クリスマス会が恒例になって何年経つよ?嫌でもクリスマスとバレンタインは一緒だったじゃないか」
そうじゃなくて、といった一樹の表情が泣き出しそうに歪んでいたので、驚く。
「智と、ふたりきりで過ごせるバレンタイン」
「なんで?」
一樹が睨むように智を見る。すこし、たじろいだ。
「お前さ、キューキョクの鈍感?言わせたいわけ?」
「だからさ、お前回りくどいんだよ。なんだよ、言いたいことがあるならさっさと言っちまえ」
一樹が頑なにテーブルのうえのグラスを見たまま、むしろ滑らかに言った。
「俺、お前が好きだ。恋愛対象として」
智はぼんやりと、こいつまだ弁当食ってなかったのか、と思う。

「お前がノーマルだってわかってて、好きになったのは俺の勝手だから」
一樹のチキンを眺めたまま固まってしまった智に、早口に鶏肉の食べ主は言う。
「でも、万有引力なんだよ。惹かれるのは、どうしようもないんだ。応えてほしいとは思わないよ。思っていないから…だから」
「…嘘だろ?」
「ホントだって。ホントに、なにもいらない。言えただけでもよかった」
矢継ぎ早に肯定と、否定と、健気な台詞が重ねられる。おろおろとした口調。
「そうじゃなくて、お前が俺を好きだっていうのが」
「嘘だったらいいと思うよ。俺だって、自分の気持ちが幻ならいいと思う、でも、ちがうんだ」
気持ちなどという形のないものにも、ほんものや幻があるのだろうか。そんなものを信じるから、万有引力が生じるのだ。見えないものが生まれるのだ。苦しみは見えない。触れもしない。引力とおなじだ。
古来存在した、不可視不可触の力を発見したのは天才の称号をほしいままにする人物だけだった。『古来』も『不可視不可触』もおなじなのに…なぜ、愛を発明するのには、画期的な発見も才能もなにもいらないのだろう。
「お前の気持ちがほんものだという、証拠はどこにある?どうしていままで、なにも言わなかった?」
「証拠なんてない。それに、言えるわけがない」
ため息をつき、智は台詞を吐く。
「根拠のないものをどうして信じられる?」
「根拠のないものを信じちゃいけない理由ってある?」
質問に質問で切り返される。確かに、その理由は、ない。根拠がないから強いのかもしれない。理屈で覆すことができない。理論武装で歪めることも不可能だ。
「一樹」
「なんだよ」
「ごめんな。苦しいだろ」
目のまえの男は、笑った。智が泣きたくなるほど、切ない笑顔だった。
「苦しいよ、そりゃあ、リアルに痛いし。でも、もう二度と逢えない奴を想っているわけじゃないし」
「……そんな大げさな」
「だから、智よりかは苦しくない」
不意に、一樹の手が智の頭を撫ぜた。
「夏帆のこと、まだ好きなんだろ。だから、いつも恋人とバレンタイン前に別れちゃうんだろ」

夏帆。ずっと想っている。いつも、別れ際に言われるのだ。
『あなたは、わたしじゃない別のだれかを、わたしに見ようとしている』
夏帆。もう二度と、どんな手段を使っても、逢いに行きようがないのに。音の、光の速さで走ろうとも、心が裏返るくらいに名を呼ぼうとも。それなのにまだ、万有引力が働いている。
未練がましい、とひとは笑うだろうか。
断ち切れないものを嗤うものには、未練など存在しないのだろうか。

ケーキ食おうか、という一樹の声で我に返る。同時に頬にあたたかい手が触れた。
「泣くなよ。俺まで悲しくなるから。好きな奴が、もう二度と逢えやしない奴のこと想って泣いてるとか、まじで、つらい」
あぁ。泣いていたのか。智はどこか上の空で思う。滲んだ視界にぼやけた笑顔が映った。一樹のチキンはいつのまにか消えていた。

4人分のチョコレートケーキをどうにかこうにか、ふたりで平らげた。胃がつらい。
「お前がしあわせになるまで、漂流バレンタインパーティーはいつでも開催されるから!」
一樹はそう言うと、玄関先にたたずむ智を蹴る真似をした。
「あ、でも、来年あたりヒーコもいるかもしれないな。DV男に愛想尽かして」
智はちいさく笑う。
「万有引力は永遠じゃないのか」
「地球が滅びれば、引力もなくなるんじゃない?」
「俺の引力はとっくになくなっているはずなんだけどな、その説でいくと」
ちがうよ、と一樹は言う。
「お前も地球だったんだよ。引力を発するものだったんだよ。夏帆にとってはさ。地球は壊れていないまま。だから、お前はずうっと夏帆に囚われたまんま。ずうっと、漂流バレンタインパーティーは開催される」
「そう、かな…」
「そうだよ」
アパートのドアを開ける。おー、と一樹が無邪気に言った。
「ホワイトバレンタインだ」
雪が舞い落ちてくる。次から次へと。止むことなく。だれだったか、むかし、こういった物理学者がいたのではないか。智は思い出す。
―…雪は、天から送られた手紙です。
「なんか、切ないねぇ…」
一樹がふっとため息をついた。
これほど心に囚われているのに、だれも報われない恋。想いを受け止めてもらえない恋文。切ない白が地上を埋めていく。智は思う。雪がロマンチックだなんて、満たされた者の傲慢だ。
それでも、引力に従って手紙は空を舞う。落ちてくる。永遠というものがあるのならば、それはこんなにも虚しいものなのか。
白に未来を描いてみようとした。なにも描けない。なにも描けない未来は、なにもない未来と同義だ。なかば投げやりに、智はため息をついた。そのため息でさえ、白かった。

地球の引力に則られ、アパートの入口にふたつ、永遠にしあわせを掴み切れはしない鼓動が音を刻んでいた。さらさらと、雪の降る夜だった。空のうえで、届かない手紙が綴られる夜だった。

******

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【2015/02/06 11:13】 | お題SS。
|

若丸さんへ
砂凪
こんにちは、若丸さん。

わたし、謎の格言を作ってしまいましたね…。
片想いガン無視(笑)まぁ、そうですよね。智くん、ほだされにくそうですね。
ほだされる…BLの商業作品をいっぱい読むと、ハッピーな脳になれそうな気がします。
わたしは、愛を求めすぎて歌詞が暗すぎる曲をメインに恋愛観を築いてきたので…(爆笑)
頑張って、これからいっぱい読みます。精進しますので、どうぞ見守っていてください。

>うまくいかない恋を描いたものが実は多い気が
バッドエンドまでは行かずとも、あいみさんおっしゃるように『メリバ』作品も多々見受けられます。
これからなにかはじまるけど、それでもなにか欠けていて…のような。
大好きなんですけどね、そういう物語(やっぱり!)

>「恋愛」描写の感覚を思い出しました
わぁ、嬉しいです(笑)
BLとしてはどうなの!?というツッコミは多々あるものの、一応恋愛ものの感覚で読んでいただけました。

こちらこそ、いつもお世話になっております。
また、3月も参加させていただきたく、よろしくお願いいたします。

拝読しました
牛野若丸
恋は引力!
一樹くんの片想いをガン無視する主人公智くんがほだされていく、BLの商業作品を読み慣れてしまうとそういう結末を無意識に期待してしまいますが(笑)、夏帆さんの存在があまりに大きすぎて。
この一方通行の愛が解決されるのはなかなか難しい、だけど可能性はゼロではないと思います〜。
そう言えば、僕がBLの商業作品で何が新鮮だったかと言うと、恋がうまくいくところでもあったんですよw
今も昔も世の中の文学作品は、うまくいかない恋を描いたものが実は多い気がします。
ここ数年お花畑のBLばかり読みまくっていたので、昔好きだった「恋愛」描写の感覚を思い出しました。
これから二人にBLマジックが起きてほしいですけどねー(笑)。
素敵なSSをありがとうございました!

可賀さんへ
砂凪
こんにちは、可賀さん。
感想をくださり、ありがとうございます。

『いま以上の不幸はないから』。
そういう捉え方もあったかー!と、目からうろこ状態です。
呪いみたいに唱えて、不幸を願うわけではないけれど、離れていくのもこわくて。
…うん、なんだかすごく実感としてわかります。

〉『しあわせになってくれなんて嘘だ、不幸でもいいから傍にいてくれ』
すごい歌詞ですね…。
でも、本音というか、きれいごとじゃないせいか、好感が持てます^^

雨。こういう場面では水分がつきものなのでしょうか…。

コメント、ありがとうございますー。
今後ともお題SSでの交流、楽しみにしております。


可賀
一樹くんは切ないですね。智くんが夏帆さんにとらわれてい続ければ今以上の不幸はないから、呪いみたいに唱えてしまうのでしょうか。
私の大好きな歌ですが、「幸せになってくれなんて嘘だ、不幸でもいいから傍にいてくれ」と叫ぶ歌詞があります。
なんとなくそのフレーズを思い出してしまいました。歌の中では雪ではなく雨が降っていたのですが。

あいみさんへ
砂凪
こんにちは、あいみさん。
SS、お読みいただきありがとうございます。
遅くなった、だなんてとんでもないです。いつでも感想、ウェルカムですよヾ( ̄∀ ̄)
腰を痛めていらっしゃるとのこと、お大事になさってください。
ちなみに、わたしも雪かきでそろそろ腰痛さん来るかしら~…、と思っています。

『らしい』!書きはじめて間もないのに"らしさ"があると仰っていただけてうれしいです。
『メリバ』…確かに2作ともそうですね。自分が好きなのもあると思います…「これ、もやもやっとした終わりかただな」という作品が。
1月SSの、丘本の気持ちが相手の『重くて逃げたんだ』発言でこの先どうなるのか…が、曖昧この上ないですよね。そうせざるを得なかった相手と重く考え込んでしまった自分。

わたしは、精神的露出狂みたいな部分があって(笑)心を突き詰めないと書けないんですね。
書こうにも心に生まれる〝露出内容"がないと、わたしの場合『なにもない作品』になってしまう気がして。
だから…あいみさんおっしゃるように、書いていてものすごく辛いときがあります。
短編ならまだいいのですが、前作『かなしい音~…』は書いていて実際に体調を崩したりもしたんです。
でも、体調が崩れると(わたしの場合は精神的に、なので)『あぁ、こういうときにはこう思うよな』って自然にしんどい部分のフレーズが生まれたりして。
どこかどこかで自分を切り崩しながら創作している部分もあります。

自分の選択肢。
ただしかったのか、まちがっていたのか、で括れない選択を書くのが好きです(メリバ好きっぽい…)
キュンとしていただけましたか!?
うわぁー、うれしいです!

次回作(長編)に取り組んでいるのですが、これまた途中に暗いエピソードがどかん、と待ち受けています。
そろそろ、諸手を挙げてハッピー!な作品を書きたいです…。

ほんと、春は名のみのなんとやら…ですね。
あいみさんも、お身体お厭いくださいね←最近覚えて、気にいっている表現です(笑)
はい☆いつでもいらしてくださいませ!
ご感想、ありがとうございました。


十織愛深
こんばんは。
大変遅くなってすみませんが、1月と2月のお題SSを拝読しました。
こちらにまとめての感想で重ねて申し訳ありません。
私事ですが、腰を痛めておりまして、長時間PCの前にいられないんです。なので、ふたつのSSについて、こちらから失礼します。

まずは1月のも2月のも、砂凪さんらしいなぁ、と思えるSSだった、というのが率直な気持ちです。
自分ではどうも、こういう『メリバ』的な物語を描きたくない病気(笑)があるため、登場人物の心の機微だとか、そうせざるを得なかった風には書けません。
だから、砂凪さんはそういった人の悲しい部分や苦しみ、切なさをこうして書けるのって、書いていらっしゃるご本人が苦しくはないのだろうかと考えてしまうのです。
勇気がありますよ。自分はそういうのが嫌で、常にハッピーに持っていきたがるものですから。
でも、ふたつの物語、登場人物はそれが自分の選択肢、だったのですものね。
全く切れることはない。けど、恋人としては振る舞えない。この、なんともいえないきゅんとした部分は『切ない系』としてとても勉強になります。
…と、書いたところで自分がそれを生かせるのかといったら難しいのですが。

これからもこの、自分には描けない世界をどうぞ、お書き続けてくださいませ。
まったくのバッドではなく、開けてしまったパンドラの箱のように、ほんの少しだけの希望が見える作風が好きです。

ではでは、まだ春遠い時期ではありますが、お体ご自愛くださいませ。
またお邪魔しま~す☆

Pearswordさんへ
砂凪
こんにちは、Pearswordさん。

恋は引力のような気がするんです!目に見えない、触れられない、でもなんとなく意識するとあっちゃったりして。

雪のシーンはわたしも気にいって書いていました。
だから、褒めていただけてうれしいです。

漢詩は苦手なのですが、そうなのですね。知りませんでした。
物理学者のことばは実際にあったものですよ。
物理も苦手だったのですが(もはや『なに言ってんの?なにしてるの?どこがわからないのかわからないよ!』というレベルで)…このことばだけは先生に教わって、覚えています。
このフレーズのためだけに、物理をやっていたのでは、と思えます(笑)

毎度毎度、コメントありがとうございますー☆

万有引力。
Pearsword
 恋の病は、万有引力とは異なる気がしないでもないが、雪の舞い散るラストシーンは、なかなか綺麗な情景でした。雪を手紙に例えるのは、古くから漢詩の世界にもあるようで、作者の教養の高さを窺わせるものである。物理学者の言葉「雪は、天から送られた手紙です」も、なかなか決まっていますね。現実の言葉か創作かは、僕にはわかりませんけど。
 
 
 

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コメント
この記事へのコメント
若丸さんへ
こんにちは、若丸さん。

わたし、謎の格言を作ってしまいましたね…。
片想いガン無視(笑)まぁ、そうですよね。智くん、ほだされにくそうですね。
ほだされる…BLの商業作品をいっぱい読むと、ハッピーな脳になれそうな気がします。
わたしは、愛を求めすぎて歌詞が暗すぎる曲をメインに恋愛観を築いてきたので…(爆笑)
頑張って、これからいっぱい読みます。精進しますので、どうぞ見守っていてください。

>うまくいかない恋を描いたものが実は多い気が
バッドエンドまでは行かずとも、あいみさんおっしゃるように『メリバ』作品も多々見受けられます。
これからなにかはじまるけど、それでもなにか欠けていて…のような。
大好きなんですけどね、そういう物語(やっぱり!)

>「恋愛」描写の感覚を思い出しました
わぁ、嬉しいです(笑)
BLとしてはどうなの!?というツッコミは多々あるものの、一応恋愛ものの感覚で読んでいただけました。

こちらこそ、いつもお世話になっております。
また、3月も参加させていただきたく、よろしくお願いいたします。
2015/03/03(Tue) 09:46 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
拝読しました
恋は引力!
一樹くんの片想いをガン無視する主人公智くんがほだされていく、BLの商業作品を読み慣れてしまうとそういう結末を無意識に期待してしまいますが(笑)、夏帆さんの存在があまりに大きすぎて。
この一方通行の愛が解決されるのはなかなか難しい、だけど可能性はゼロではないと思います〜。
そう言えば、僕がBLの商業作品で何が新鮮だったかと言うと、恋がうまくいくところでもあったんですよw
今も昔も世の中の文学作品は、うまくいかない恋を描いたものが実は多い気がします。
ここ数年お花畑のBLばかり読みまくっていたので、昔好きだった「恋愛」描写の感覚を思い出しました。
これから二人にBLマジックが起きてほしいですけどねー(笑)。
素敵なSSをありがとうございました!
2015/03/02(Mon) 17:43 | URL  | 牛野若丸 #-[ 編集]
可賀さんへ
こんにちは、可賀さん。
感想をくださり、ありがとうございます。

『いま以上の不幸はないから』。
そういう捉え方もあったかー!と、目からうろこ状態です。
呪いみたいに唱えて、不幸を願うわけではないけれど、離れていくのもこわくて。
…うん、なんだかすごく実感としてわかります。

〉『しあわせになってくれなんて嘘だ、不幸でもいいから傍にいてくれ』
すごい歌詞ですね…。
でも、本音というか、きれいごとじゃないせいか、好感が持てます^^

雨。こういう場面では水分がつきものなのでしょうか…。

コメント、ありがとうございますー。
今後ともお題SSでの交流、楽しみにしております。
2015/02/27(Fri) 09:07 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
一樹くんは切ないですね。智くんが夏帆さんにとらわれてい続ければ今以上の不幸はないから、呪いみたいに唱えてしまうのでしょうか。
私の大好きな歌ですが、「幸せになってくれなんて嘘だ、不幸でもいいから傍にいてくれ」と叫ぶ歌詞があります。
なんとなくそのフレーズを思い出してしまいました。歌の中では雪ではなく雨が降っていたのですが。
2015/02/26(Thu) 22:54 | URL  | 可賀 #-[ 編集]
あいみさんへ
こんにちは、あいみさん。
SS、お読みいただきありがとうございます。
遅くなった、だなんてとんでもないです。いつでも感想、ウェルカムですよヾ( ̄∀ ̄)
腰を痛めていらっしゃるとのこと、お大事になさってください。
ちなみに、わたしも雪かきでそろそろ腰痛さん来るかしら~…、と思っています。

『らしい』!書きはじめて間もないのに"らしさ"があると仰っていただけてうれしいです。
『メリバ』…確かに2作ともそうですね。自分が好きなのもあると思います…「これ、もやもやっとした終わりかただな」という作品が。
1月SSの、丘本の気持ちが相手の『重くて逃げたんだ』発言でこの先どうなるのか…が、曖昧この上ないですよね。そうせざるを得なかった相手と重く考え込んでしまった自分。

わたしは、精神的露出狂みたいな部分があって(笑)心を突き詰めないと書けないんですね。
書こうにも心に生まれる〝露出内容"がないと、わたしの場合『なにもない作品』になってしまう気がして。
だから…あいみさんおっしゃるように、書いていてものすごく辛いときがあります。
短編ならまだいいのですが、前作『かなしい音~…』は書いていて実際に体調を崩したりもしたんです。
でも、体調が崩れると(わたしの場合は精神的に、なので)『あぁ、こういうときにはこう思うよな』って自然にしんどい部分のフレーズが生まれたりして。
どこかどこかで自分を切り崩しながら創作している部分もあります。

自分の選択肢。
ただしかったのか、まちがっていたのか、で括れない選択を書くのが好きです(メリバ好きっぽい…)
キュンとしていただけましたか!?
うわぁー、うれしいです!

次回作(長編)に取り組んでいるのですが、これまた途中に暗いエピソードがどかん、と待ち受けています。
そろそろ、諸手を挙げてハッピー!な作品を書きたいです…。

ほんと、春は名のみのなんとやら…ですね。
あいみさんも、お身体お厭いくださいね←最近覚えて、気にいっている表現です(笑)
はい☆いつでもいらしてくださいませ!
ご感想、ありがとうございました。
2015/02/09(Mon) 09:29 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
こんばんは。
大変遅くなってすみませんが、1月と2月のお題SSを拝読しました。
こちらにまとめての感想で重ねて申し訳ありません。
私事ですが、腰を痛めておりまして、長時間PCの前にいられないんです。なので、ふたつのSSについて、こちらから失礼します。

まずは1月のも2月のも、砂凪さんらしいなぁ、と思えるSSだった、というのが率直な気持ちです。
自分ではどうも、こういう『メリバ』的な物語を描きたくない病気(笑)があるため、登場人物の心の機微だとか、そうせざるを得なかった風には書けません。
だから、砂凪さんはそういった人の悲しい部分や苦しみ、切なさをこうして書けるのって、書いていらっしゃるご本人が苦しくはないのだろうかと考えてしまうのです。
勇気がありますよ。自分はそういうのが嫌で、常にハッピーに持っていきたがるものですから。
でも、ふたつの物語、登場人物はそれが自分の選択肢、だったのですものね。
全く切れることはない。けど、恋人としては振る舞えない。この、なんともいえないきゅんとした部分は『切ない系』としてとても勉強になります。
…と、書いたところで自分がそれを生かせるのかといったら難しいのですが。

これからもこの、自分には描けない世界をどうぞ、お書き続けてくださいませ。
まったくのバッドではなく、開けてしまったパンドラの箱のように、ほんの少しだけの希望が見える作風が好きです。

ではでは、まだ春遠い時期ではありますが、お体ご自愛くださいませ。
またお邪魔しま~す☆
2015/02/08(Sun) 19:51 | URL  | 十織愛深 #-[ 編集]
Pearswordさんへ
こんにちは、Pearswordさん。

恋は引力のような気がするんです!目に見えない、触れられない、でもなんとなく意識するとあっちゃったりして。

雪のシーンはわたしも気にいって書いていました。
だから、褒めていただけてうれしいです。

漢詩は苦手なのですが、そうなのですね。知りませんでした。
物理学者のことばは実際にあったものですよ。
物理も苦手だったのですが(もはや『なに言ってんの?なにしてるの?どこがわからないのかわからないよ!』というレベルで)…このことばだけは先生に教わって、覚えています。
このフレーズのためだけに、物理をやっていたのでは、と思えます(笑)

毎度毎度、コメントありがとうございますー☆
2015/02/07(Sat) 09:19 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
万有引力。
 恋の病は、万有引力とは異なる気がしないでもないが、雪の舞い散るラストシーンは、なかなか綺麗な情景でした。雪を手紙に例えるのは、古くから漢詩の世界にもあるようで、作者の教養の高さを窺わせるものである。物理学者の言葉「雪は、天から送られた手紙です」も、なかなか決まっていますね。現実の言葉か創作かは、僕にはわかりませんけど。
 
 
 
2015/02/06(Fri) 13:37 | URL  | Pearsword #-[ 編集]
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