秩序のとれた海 例えば君とふたりで
ひとりきりの部屋で、ぼんやりと思索を持て余す。
脈絡のない物思いはあっちに跳ね、こっちにぶつかり、坂道を転がるどんぐりみたいだ。
ときどき、ことばにならない言葉のかけらが胸に落ちてくる。

想いを、簡単にことばにするのなら。
「すきなのだから」はいつのまにか「嫌いにさせないで」になっている。

あのころ、きっともう壊れていたコップ。触れば、きっと指が傷つくのだろう。
それでもいつかは。きっと拾い集めて帳尻合わせなりつじつま合わせなりをしなくてはならない。
僕は、いつかを引き延ばすばかりだ。これも、わかっている。
そしてただ、延ばせば延ばすほどに、負う傷は深くなるのだろう。それでも、茅野さんを嫌いになりたくない僕を、ほんとうだと思いたがっている。

なにも考えず、なにも思わず、ただ茅野さんを、すきでいたかった。
ちがう、僕は。いまも、ずっと、茅野さんを好きで。ちゃんと切実に、向き合いたくて。でもこわくて。過去形と現在形がごたまぜになった思考が苦しい。

だれか、言い切ってほしい。断じてほしい。
僕の心を解剖し、どこになにがあるのか、おしえてほしい。
ただ、茅野さんへの愛情を、『ちゃんとそこにあるのだ』といってほしい。

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【2017/04/27 07:30】 | 世界の果ての暖炉で
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