秩序のとれた海 例えば君とふたりで
いつもご訪問ありがとうございます、の方も。
こんにちは、はじめまして!の方も。
今月もお題SSに参加させていただきました、砂凪です。

今月の幹事さまは甘楽さんです。お世話になります。

わたしはお題B、しかも捏造童話で書いてみました!
えーっと、前回の『茶柱信仰』でイメージファイト(笑)を行ったのですが。
変えられるのはイメージだけだ!と痛感しました、本流は変わらない。
というわけで、通常運転にギアチェンジしました。

******

話は逸れますが。
今回のお題SS、課題Bにつきまして。
あの、童話といえば『シンデレラ』だよね!というまっとうで健全な思考のみなさんが、すごくうらやましいなー…、って。
わたし、好きな童話がアンデルセンの『赤い靴』なんですよね。
あれで一本書いたのですが、ホラー小説になったので没です。
仮にタイトルをつけたところ、『足音だけの恋人』でした…(笑)
タイトルだけどこかで使えないかなー…、と思っています。

では、拙作をどうぞ。

☐ ☐ ☐

【more than ever after】

ねぇ あなたは。
ねぇ どうして。
くるくると くるくると
そんなにも休まずに働くの?

わたしは砂時計。
わたしの仕事はときどき
足を頭に 頭を足に
3分の時を告げること。
あなたは置時計。
どれだけの時を告げても
あなたの仕事は終わらない。
いくつもの朝 いくつもの夜
あなたは時を告げつづける。
そのきれいな秒針と長針と短針で。

「ねぇ、疲れない?
そんなにも休まずに働いて」
「ぼくは休めないよ。
ぼくが止まってしまったら、ここの時が止まってしまうもの」

わたしは
くるくると くるくると
回るあなたにめまいを起こしそうで
あなたのことが
心配で 心配で
あなたのとなりで
あなたが刻む時を
しずかに聞いていた。
ときどき
人間の手で
足を頭に 頭を足にされ
3分の時を告げながら。

***

「なにを熱心に読んでいるのかと思ったら」
彼はぼくの手から絵本をさりげなく、取り上げる。
「いいだろ、別に」
「何回目だよ。これ読むの」
「わからないけど、表紙が剥がれそうなんだ。直してきてくれる?」
彼はため息をつく。
これ見よがしにこの童話とも詩ともつかない物語を、幼少期から好きだった本を、読むわけじゃない。読むことで、未来に漂うであろうものを分散させている。それを知っているから、わかっているから、彼もぼくを無理に止めようとしない。ただ、かなしそうな顔をするだけだ。
「続き、読みたい。貸して」
「本を持っているの、疲れただろ」
取り替えたばかりの掛け布団のうえに大判の絵本を置き、彼はゆっくりとページをめくる。
ぼくが頷くと、あたらしい1ページが現れる。

***

あなたは時を告げつづける。
でも わたしは
あなたの限界が 近づきつつあることを知っていた。
だって ほら
その秒針が長針が短針が
あなたのそのきれいな3本の腕が
だんだん ただしい時間とずれてきているもの。

「ねぇ、すこし休んだら?あなたは疲れているわ」
「だいじょうぶ。だってこれがぼくの仕事だもの」

あなたはますます頑張った。
とてもとても頑張った。
けれど
3つの針がただしい時とずれていくことを
どうすることもできなかった。

あなたは自分を責めつづけた。

「ぼくのせいで、ここの時は遅れてしまった」
「ぼくがもっと、ちゃんとしていれば」

わたしはあなたを懸命になだめたけれど
あなたの針の遅れは増すばかり。

そして ある寒い冬の朝。
とうとう あなたが止まってしまった。
かなしかった。
時が止まってしまったからではなく
あなたのやさしい声を
その針が時を刻む音を
もう
二度と聞くことができないと思うと。

だれもわたしをひっくり返してくれないから
わたしは砂の涙さえ流せずに
ただただ
止まってしまったあなたのとなりにたたずんでいた。

***

彼が口をぎゅっと結ぶ。
ぜんぶ、ぼくがわるかったのに。過労気味であったぼくが、異変に気付けなかったこと。誤魔化していたこと。それがすべての原因だったのに。
どうしてこんなに、疲れやすいんだろう。なんでこんなに、だるいんだろう。なぜこんなに、めまいや立ちくらみが起きるんだろう。ぜんぶ、『仕事に追われているから』だと片付けた。気がついたら、ほんとうに『気がついたら』…ぼくの日常は、ドナーだの、移植だの、聞き慣れないことばばかりに囲まれる毎日になってしまっていた。
彼が言う。
「会社側はオーバーワークによる症状の看過を認めないってさ」
「知ってるよ。母親が怒ってた。で、父親がそれを宥めて。いつもと逆だったからびっくりした」
「お前は怒らないの」
「いまさら仕方ないよ」
穏やかで、やさしい時間。ぼくたちが最後に手にしたもの。周囲に関係をカミングアウトし、最後に手に入れたかったもの。だれにも踏みにじられない、ふたりきりで過ごせる、あたたかくて脆い時間。失うために紡ぐ時間。
彼の手がゆっくりと次のページをめくる。物語がつづいてゆく。

***

人間がわたしたちの部屋に入ってきた。
あなたが命がけで時を守ろうとした部屋に。
あなたを見ると
チッ
と舌打ちをして
「なんだ、壊れてら」

ガシャン


あなたを
わたしの目の届かないところへ捨ててしまった。

暗くてさびしい冷たい場所に
あなたは行ってしまった。
逝って しまった。

あぁ
でもこれで あなたは自由になったのだ
やっとやっと 安息を手に入れたのだ
そう
思おうとしたけれど
あなたの刻む音が
せわしくも愛しい音が
恋しかった。

ねぇ
わたしは砂時計。
自分で泣くこともできないの。
人間がわたしをひっくり返したから
わたしは3分だけ
砂の涙を流した。

涙の砂が
永遠を刻んだのならば。
わたしは永遠に泣きつづけることができるのに。

わたしに与えられた時間は 3分。
愛しさに泣き崩れるための。
恋しさに胸を痛めるための。

3分。

たったの。
たったの。

***

「いつも思うのだけれど」
背もたれのクッションに半分埋もれたぼくは言う。随分と薄っぺらになってしまった身体。
「この話、どうしてここで終わりなのかな」
「え?」
ぼくは最後の段落を指差す。自分の腕が重い。
「童話は、happily ever after で終わるべきだよ」
「めでたしめでたし、ふたりは末永く幸せに、か」
彼が言う。ぼくはすこし笑って答えようとする。笑ったせいか、発声のタイミングを逃した。最近、声を出すこともだんだんできなくなってきた。
それでも、絶望の波を何度も乗り越えたぼくたちは、軽口を叩くことも、笑うことさえできるようになっている。ほんとうの絶望の姿は、涙ではなく…それすら乗り越えた笑顔なんじゃないかと最近、思う。数回息を吸って吐いて、ぼくは答える。
「『ふたりは』じゃなくてもいいけどさ、どうして、この砂時計はあたらしい置時計がやってくることに期待できないのかな。そういう展開がないのかな」
「……それは」
「別に、置時計は世界にひとつしかないわけじゃないのに」
解放してあげたい、と思う。別に面会時間に無理してまで、毎日ここに来なくてもいいのに。あたらしい、しあわせを見つければいいのに。だからぼくは言う。もうすぐ、痛みもなにもなくなるのだから、いなくなる前に彼の痛みだけでも払ってあげたい。たとえ、いま、自分の心が捩れて歪み、壊れそうなほど不安で痛くてかなしくても。
「置時計はもういないんだ。いつまでも想っていても仕方ない」
「虚しい考え方だな」
「過去に囚われたままでも、未来は見えるのかな」
彼が黙った。ちこちこ、と秒針の音が響く部屋。いつになったら時計は止まる?

「想う権利はあるだろ」
ぼそりと、彼が言った。痛かった。ぼくが解放してあげようと思えば思うほど、重ねたことばに彼は囚われていく。置時計はどう思っていたのだろう。永遠に続く3分を、望んでいたのだろうか。
「想いを断ち切ってもらう権利はないのかな」
飄々として気まぐれなイラストレーターの彼と、真面目に日々をこなしていくしか知らなかった会社員のぼく。刻む時間の本質がちがっていたのに、どうして惹かれあって恋をしたのだろう。
ぼくたちはもう、お互いの疼痛が相似形をしていることを確認する行為でしか繋がることができない。幸福の形を確かめたり、身体を重ねたりして、愛を繰り返していたころが嘘のように。こんなかなしい毎日でも、朝は裏切りのようにやってくる。
「それは権利じゃなくて、願いだろ。すべての願いがかなうのなら、この世はとっくに楽園みたいな世界になっている」
その言いかたが彼らしく、ぼくは笑う。ほら、笑うことができる。痛みを感じながらも。

ぼくの病気が発覚したのは、もう治療の余地がほとんどなくなった状態になってからだった。彼は言う。どうして俺が気付けなかったのか、傍にいたのは自分だったのに、と。彼のせいじゃない。すべて、ぼくの責任なのに。
ほんとうは、時間を刻むことをやめたくなかった。彼の傍にいるためにも、太陽光で動ける時計でありたかった。それでも、叶わなかったぼくの願い。放射線治療センターに流れていた時の音に疲れたぼくは、一切の治療を拒む道を選んだ。

「止まってしまうことを、置時計は知っていたよ、きっと。砂時計に申し訳ないと思っていたんだ」
ぼくが、緩和ケアのなかで自分が終わっていくことを知っているみたいに。声には出さなかった言葉を、彼は聴いた。
「知っているから、痛むんだろ。わかっているから、つらいんだろ」
いつもの、相手の痛みを感じ、自分の痛みを棚上げしあう会話。棚に積み上げた感情は積もり積もって、崩れ落ちそうになっている。ぼくの口からするっとことばが漏れた。
「more than ever after」
「…え?」
「終わりがないよ、置時計の想いには。だから、砂時計が愛しい音を忘れても大丈夫なんだ」

面会時間の終了を告げるメロディが流れる。場違いに能天気な旋律。ぼくは急いで伝えたいことを口にする。もしかしたら、「また明日」はないのかもしれないのだから。
「砂時計はあたらしい音をさがしてよ。オルゴールでも、からくり時計でも」
「永遠に砂の涙を流していたくても?」
「砂時計は忘れても憶えているはずだから。砂が流れるたびに、思い出すはずだから、それだけでいいよ」
絵本をベッドの傍のラックに戻しながら、彼の涙の気配を感じる。この本を彼に直してもらうのは、やはりやめにしておこう、と思う。

「面会時間、終わりだな」
「そうだね」
「じゃあ、また明日な」
「うん、“また明日”」
この約束はいつ果たせなくなるのだろう。ぼくの電池はあとどのくらい残っているのだろう。もう、考えるのも疲れた。だから、忘れてくれればいい、と思う。忘れてほしい、と。
同時に、ぼくを忘れないであろう彼の心を知っている自分に気がついている。
「more than ever after」
また、呟く。永遠より、ずっとずっと。永久の、その先へ。廊下にたたずんでいたであろう、彼の気配が消えたから、思いきり、泣いた。

******

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【2014/11/05 09:50】 | お題SS。
|

真雪さんへ
砂凪
こんにちは、真雪さん。
はじめまして、拙ブログの管理人、砂凪と申します。

芸術…芸術ですって…(うわごと)
ありがとうございます!
ことば運びを褒めていただいたのは初めてです。
小説の枠を…飛び越えていて…
なんだか激賞の限りを尽くしていただき、申し訳なくなってきました…。
でも、素直にうれしいです。

引き込まれる、というのが書き手としては一番、よっしゃ!というポイントです。

いえいえ、こちらこそ、読んでいただき、コメントをくださり、ありがとうございました!
ではでは(*^∀^*)

こんばんわ☆
真雪
こちらには初めてコメントをさせていただきます。
もうまさに芸術、という感じの言葉運びでした。
小説の枠を飛び越えていて、私の中にはないものを刺激されたな……と思います。
砂時計と置き時計、ぼくと彼なんですね。
切なくて読んでいくうちに引き込まれてしまう感じでした。
こういうお話しは初めて読みましたが、読めて良かったな~と思いました。
ありがとうございます^^

可賀さんへ
砂凪
こんにちは、可賀さん。
『脳内シンデレラ』…名フレーズです!

『ぼく』がかなしいお話を好きだったのは、わたしが救いようのない物語をよく読んでいたからです。
本文にも書きましたが…子供心に『赤い靴』とか『人魚姫』が好きだったんです(笑)
どんだけ暗いこどもだったのでしょうか。

〉「ぼく」もやっぱり、「彼」と一緒にいるために~…
話が逸れますね、自立とは精神的にも金銭的にも程遠い砂凪ですが、可賀さんのことばでハッとしました。
自由になりたきゃ、あんたの足で歩けよ、っていうことですね。
さて、話を戻して(笑)。
「ぼく」にいろいろ背負わせすぎちゃったなぁ、と反省中です。
職業について、フリーな感じのものを砂時計(彼)に、忙しないものを置時計(ぼく)に、と思っただけでした。
でも『後ろ盾』。全然考えていませんでした。

終わりの見えないところにしあわせはなかった。
この表現がグッサリきました。
そうなんですよね、そうですよね。凹みますね、ホント。

可賀さんのナイスアイディアに脱帽です。
〉なぜなら、この絵本を~…
あぁ、そうか。メッセージとして残しておく。切なくて、やりきれないけれど、まだ救いようがありますね。

いえいえ、この企画は色々な切り口から作品を見ていただけるのが楽しいです。
通常運転はいつもこんな感じなんです。前回、かっとばしすぎました。

いえいえ、こちらこそ、お読みいただき(作者より)考え深いコメント、ありがとうございました。


可賀
こんにちは!脳内シンデレラの可賀です。笑

「ぼく」はなぜこんな悲しみの童話を、幼少の頃から好きだったのかなと思いました。
置時計は「時」を守るため、つまり砂時計と一緒にいられる「時間」を守るために働き続けたんだろうなと思うけれど、「ぼく」もやっぱり、「彼」と一緒にいるために頑張りすぎてしまったのでしょうか。
自由が許されるには自立が必要だから。
とくに、同性同士の恋愛で、彼は自由業でとなると、自分が頑張って色んな後ろ盾を整えなければならない。と無意識のうちでも頑張り過ぎたのかな。
二人にとって、終わりの見えないところに幸せはなかったわけなので、悲しいお話だなと思います。
「砂時計はあたらしい音をさがしてよ」からの「ぼく」の台詞が、彼への願いとしてではなくて「絵本の続き」として語られる。最後の力を振り絞って、書き残して置いておく。とかね。
そうしたら、少し救いのあるラストになるんだろうななんて思いました。勝手な希望ですが。
なぜなら、この絵本をこれからめくり続けていくのは彼なんだろうから。

というわけで、自分勝手に解釈してしまい、すみませんでした。
砂凪さんの通常運転はこちらだったのですね!色々考えさせられるお話、読ませて頂いてありがとうございました。

鍵コメさんへ
砂凪
こんにちは。
お読みいただき、ありがとうございました!
『素敵』と仰っていただけてうれしいです。

その歌は存じ上げないので(すみません!)、『ひまわりの詩』、さがしてみますね。
わたし個人的にこのお話のテーマソングになっているのが…
柴田淳さんの『きみが思えば…』という、ファンの間で解釈がすごく分かれる歌なんです。
わたしの見解では、この歌の『ぼく』は病床にあって…、というもので。
そう考えると、もう歌詞が切なくてですね、どうしようもありません。

童話のほうが書けたら、メインはあまり迷わずに書けました。
というか、迷いようがないですよね(笑)
〉切なくて苦しくて泣きたくなるような…
はい、わたしもそういうお話がすごく好きです。

独特、だと!
うわぁー…、ありがとうございます、うれしいです。

暖かいコメント、ありがとうございました。
これからもがんばりますので、よろしくお願いいたします。

*コメントお返事が遅くなってしまい、すみません。きのうは野暮用で外出していたため…(≧へ≦)

管理人のみ閲覧できます
-


矢島知果さんへ
砂凪
こんにちは、矢島さん!

好みのツボでしたか~(*´ε`*)ありがとうございます。
本を読んでいる設定をしばらく隠しておいた方が面白いかな…と思ったのですよ。
擬人化!あぁ、そうか、それがありましたね。
じゃあ、巷の絵本やなんかは擬人化に溢れていると…うふふー…。

そうなんです、本編のベースなんですよー。

『どうしようもなく未来のない』お話。
すごく好きなんです。←このジャンル書きとしてダメっぽい……。
毎日、だれにも立ち入れない時間を持って…というの、たしかにこのお話の唯一の救いですね。

「、」の間。
こういう句読点の使いかた、難しいですよね…。
わたしは日々、改行と段落わけに頭をかきむしりつつ(笑)連載しています。

読めてよかった!なによりの褒め言葉としてありがたく頂いておきます。
読んでくださり、感想をくださり、ありがとうございました!

Pearswordさんへ
砂凪
こんにちは、Pearswordさん。

"more than ever after"。
"ever after"が『ずっと』という意味です。
それにmore than(『~より』)で、『ずっとより』、意訳して『永遠の先へ』。
こんな文法で成立しているはずです。
あー…でも、"forever and more"のほうがわかりやすかったかな。

童話に割いた時間のほうが長かったです、正直。
…っていうか、お題が『童話や戯曲、名言をモチーフに…』というものだったので。
本文にもありますように、『赤い靴』で書きはじめたのですが、どんどん逸れてホラーになりました。

いや、これBLとして成立しておりません!
ジャンルのデフォルトとして『HAPPY』が最終的に求められるのです。
でも、しあわせの意味がわからないわたしにそれを書けというのは…無理がある…。
あと、『ホモ』は侮蔑と差別の含みがあるので使わないほうがいいですよ。

頑張れないです、これがわたしの限界です。
今回はむずかしかったなぁ…。

では。


矢島知果
このお話、どっぷりと、私好みでした。
冒頭で時計のお話部分があって、
(腐の高等技術?)擬人化状態で、これが延々と続くのかしら?と思ったのですが、
きちんとBLに繋がっていて、本編のベースになっていて面白かったです。
どうしようもなく未来のない二人なんだけれど、
カムアウトして、二人だけの時間を持てたというのが救いですね。
ラストなんて、「おもいきり、泣いた」なんて、もう悲しい。
「、」の間がね……。最後の最後まで、私のツボを押してくれました。
なんとも切ないお話なんですけど、
こういうお話、大好きなので読めてよかったです。

more than ever after
Pearsword
 この成句の意味が、わかりませぬ。「後よりいよいよ多く……?」英語力、Lowソクの灯火です。くだらない洒落でした。

 童話になぞらえてBLの二人の仲を書くあたり、技ありでしょうか。その童話世界が上手くかけていたので、面白かったです。
 また、二人が、いかにもホモっぽくなよなよしていて、いかにもBLというような(というほどこのジャンルの小説を知りませんが)感想を持ちました。
 
 僕よりは、上手いと思うので、僕が言う事ではありませんが、がんばりましょう。
 では、また。

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コメント
この記事へのコメント
真雪さんへ
こんにちは、真雪さん。
はじめまして、拙ブログの管理人、砂凪と申します。

芸術…芸術ですって…(うわごと)
ありがとうございます!
ことば運びを褒めていただいたのは初めてです。
小説の枠を…飛び越えていて…
なんだか激賞の限りを尽くしていただき、申し訳なくなってきました…。
でも、素直にうれしいです。

引き込まれる、というのが書き手としては一番、よっしゃ!というポイントです。

いえいえ、こちらこそ、読んでいただき、コメントをくださり、ありがとうございました!
ではでは(*^∀^*)
2014/11/16(Sun) 09:41 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
こんばんわ☆
こちらには初めてコメントをさせていただきます。
もうまさに芸術、という感じの言葉運びでした。
小説の枠を飛び越えていて、私の中にはないものを刺激されたな……と思います。
砂時計と置き時計、ぼくと彼なんですね。
切なくて読んでいくうちに引き込まれてしまう感じでした。
こういうお話しは初めて読みましたが、読めて良かったな~と思いました。
ありがとうございます^^
2014/11/15(Sat) 22:34 | URL  | 真雪 #vxBmFGPs[ 編集]
可賀さんへ
こんにちは、可賀さん。
『脳内シンデレラ』…名フレーズです!

『ぼく』がかなしいお話を好きだったのは、わたしが救いようのない物語をよく読んでいたからです。
本文にも書きましたが…子供心に『赤い靴』とか『人魚姫』が好きだったんです(笑)
どんだけ暗いこどもだったのでしょうか。

〉「ぼく」もやっぱり、「彼」と一緒にいるために~…
話が逸れますね、自立とは精神的にも金銭的にも程遠い砂凪ですが、可賀さんのことばでハッとしました。
自由になりたきゃ、あんたの足で歩けよ、っていうことですね。
さて、話を戻して(笑)。
「ぼく」にいろいろ背負わせすぎちゃったなぁ、と反省中です。
職業について、フリーな感じのものを砂時計(彼)に、忙しないものを置時計(ぼく)に、と思っただけでした。
でも『後ろ盾』。全然考えていませんでした。

終わりの見えないところにしあわせはなかった。
この表現がグッサリきました。
そうなんですよね、そうですよね。凹みますね、ホント。

可賀さんのナイスアイディアに脱帽です。
〉なぜなら、この絵本を~…
あぁ、そうか。メッセージとして残しておく。切なくて、やりきれないけれど、まだ救いようがありますね。

いえいえ、この企画は色々な切り口から作品を見ていただけるのが楽しいです。
通常運転はいつもこんな感じなんです。前回、かっとばしすぎました。

いえいえ、こちらこそ、お読みいただき(作者より)考え深いコメント、ありがとうございました。
2014/11/10(Mon) 09:22 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
こんにちは!脳内シンデレラの可賀です。笑

「ぼく」はなぜこんな悲しみの童話を、幼少の頃から好きだったのかなと思いました。
置時計は「時」を守るため、つまり砂時計と一緒にいられる「時間」を守るために働き続けたんだろうなと思うけれど、「ぼく」もやっぱり、「彼」と一緒にいるために頑張りすぎてしまったのでしょうか。
自由が許されるには自立が必要だから。
とくに、同性同士の恋愛で、彼は自由業でとなると、自分が頑張って色んな後ろ盾を整えなければならない。と無意識のうちでも頑張り過ぎたのかな。
二人にとって、終わりの見えないところに幸せはなかったわけなので、悲しいお話だなと思います。
「砂時計はあたらしい音をさがしてよ」からの「ぼく」の台詞が、彼への願いとしてではなくて「絵本の続き」として語られる。最後の力を振り絞って、書き残して置いておく。とかね。
そうしたら、少し救いのあるラストになるんだろうななんて思いました。勝手な希望ですが。
なぜなら、この絵本をこれからめくり続けていくのは彼なんだろうから。

というわけで、自分勝手に解釈してしまい、すみませんでした。
砂凪さんの通常運転はこちらだったのですね!色々考えさせられるお話、読ませて頂いてありがとうございました。
2014/11/09(Sun) 12:07 | URL  | 可賀 #sIwuD0g6[ 編集]
鍵コメさんへ
こんにちは。
お読みいただき、ありがとうございました!
『素敵』と仰っていただけてうれしいです。

その歌は存じ上げないので(すみません!)、『ひまわりの詩』、さがしてみますね。
わたし個人的にこのお話のテーマソングになっているのが…
柴田淳さんの『きみが思えば…』という、ファンの間で解釈がすごく分かれる歌なんです。
わたしの見解では、この歌の『ぼく』は病床にあって…、というもので。
そう考えると、もう歌詞が切なくてですね、どうしようもありません。

童話のほうが書けたら、メインはあまり迷わずに書けました。
というか、迷いようがないですよね(笑)
〉切なくて苦しくて泣きたくなるような…
はい、わたしもそういうお話がすごく好きです。

独特、だと!
うわぁー…、ありがとうございます、うれしいです。

暖かいコメント、ありがとうございました。
これからもがんばりますので、よろしくお願いいたします。

*コメントお返事が遅くなってしまい、すみません。きのうは野暮用で外出していたため…(≧へ≦)
2014/11/09(Sun) 09:37 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/11/07(Fri) 23:35 |   |  #[ 編集]
矢島知果さんへ
こんにちは、矢島さん!

好みのツボでしたか~(*´ε`*)ありがとうございます。
本を読んでいる設定をしばらく隠しておいた方が面白いかな…と思ったのですよ。
擬人化!あぁ、そうか、それがありましたね。
じゃあ、巷の絵本やなんかは擬人化に溢れていると…うふふー…。

そうなんです、本編のベースなんですよー。

『どうしようもなく未来のない』お話。
すごく好きなんです。←このジャンル書きとしてダメっぽい……。
毎日、だれにも立ち入れない時間を持って…というの、たしかにこのお話の唯一の救いですね。

「、」の間。
こういう句読点の使いかた、難しいですよね…。
わたしは日々、改行と段落わけに頭をかきむしりつつ(笑)連載しています。

読めてよかった!なによりの褒め言葉としてありがたく頂いておきます。
読んでくださり、感想をくださり、ありがとうございました!
2014/11/07(Fri) 09:28 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
Pearswordさんへ
こんにちは、Pearswordさん。

"more than ever after"。
"ever after"が『ずっと』という意味です。
それにmore than(『~より』)で、『ずっとより』、意訳して『永遠の先へ』。
こんな文法で成立しているはずです。
あー…でも、"forever and more"のほうがわかりやすかったかな。

童話に割いた時間のほうが長かったです、正直。
…っていうか、お題が『童話や戯曲、名言をモチーフに…』というものだったので。
本文にもありますように、『赤い靴』で書きはじめたのですが、どんどん逸れてホラーになりました。

いや、これBLとして成立しておりません!
ジャンルのデフォルトとして『HAPPY』が最終的に求められるのです。
でも、しあわせの意味がわからないわたしにそれを書けというのは…無理がある…。
あと、『ホモ』は侮蔑と差別の含みがあるので使わないほうがいいですよ。

頑張れないです、これがわたしの限界です。
今回はむずかしかったなぁ…。

では。
2014/11/07(Fri) 08:56 | URL  | 砂凪 #-[ 編集]
このお話、どっぷりと、私好みでした。
冒頭で時計のお話部分があって、
(腐の高等技術?)擬人化状態で、これが延々と続くのかしら?と思ったのですが、
きちんとBLに繋がっていて、本編のベースになっていて面白かったです。
どうしようもなく未来のない二人なんだけれど、
カムアウトして、二人だけの時間を持てたというのが救いですね。
ラストなんて、「おもいきり、泣いた」なんて、もう悲しい。
「、」の間がね……。最後の最後まで、私のツボを押してくれました。
なんとも切ないお話なんですけど、
こういうお話、大好きなので読めてよかったです。
2014/11/07(Fri) 04:31 | URL  | 矢島知果 #WpbHSf/E[ 編集]
more than ever after
 この成句の意味が、わかりませぬ。「後よりいよいよ多く……?」英語力、Lowソクの灯火です。くだらない洒落でした。

 童話になぞらえてBLの二人の仲を書くあたり、技ありでしょうか。その童話世界が上手くかけていたので、面白かったです。
 また、二人が、いかにもホモっぽくなよなよしていて、いかにもBLというような(というほどこのジャンルの小説を知りませんが)感想を持ちました。
 
 僕よりは、上手いと思うので、僕が言う事ではありませんが、がんばりましょう。
 では、また。
2014/11/06(Thu) 13:44 | URL  | Pearsword #-[ 編集]
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